犬の食糞

犬の食糞(現場での食糞について)

なぜ犬は食糞をするのか?

まずは歴史から学んでいきましょう!

犬の先祖オオカミはいつ獲物を狩って、いつ食べれるかわかりません。

獲物を狩れば強いオオカミからたくさん食べます。すると消化不良などをおこし、それをボスの下など他のオオカミが食べ栄養をつける。また、次まで食糞を繰り返し間を持たせる。と言われています。(年配序列)

簡単にいうと食べるものがないと少しでも栄養をとろうとするわけです。

その名残が現代の犬に備わっているという事になります

 

しかし、それは食べる物が少ない時代の話であって現代ではそんなことは無いですよね??

何で食糞をする??

満足してないから。

食糞をするとどうなる??

口や息が臭くなるのは当然ですが、便の量も増えて、散歩中などで他のわんちゃんの便を食べると回虫や病気の感染にもつながり危険がいっぱいです。

現場では??

現場でのわんちゃん達はというと食糞をするわんちゃん達にも共通点があります。

食糞しやすい犬

  • 食べ物に対してすごい執着心がある。(なんでも食べる)
  • 食事などをよく飲み込む、流し込む
  • 痩せている
  • 多頭飼い
  • 日中留守番が多い
  • 避妊、去勢をした
  • 冬場
  • お腹を下したなどでしばらくフードを減らした
  • フードを変えた
  • フードの匂い(香料)がきつい(便にも香料が付く為、食糞しやすくなる)←これ多い
  • 太ってきたからフードを減らした(ダイエット)

また、幼犬のお腹に回虫や寄生虫などがいると消化不良を起こし、栄養が足りず、食糞につながることもあります(回虫や寄生虫がいる=消化不良、下痢とは限らない)

食糞をしにくい犬

  • 食べ物に執着心ない
  • 綺麗好き(神経質)
  • 日中誰かが常にいる
  • 夏場(暑さで食欲低下の為)
どうすればいいの??

対処法

糞を食べさせない環境(すぐ取り上げる、監視)などを徹底するのも大事ですが、食事のメニューや与え方などを変えるのがオススメです。

  1. フードの質を上げる(フードの変更)
  2. 一回の食事の量を減らして一日の回数を3回~4回にすると満腹感を与える
  3. 刺激的なものを便にかけたり、食糞防止のサプリメント?を食べさせる等ありますが、これは神経質や敏感な性格のわんちゃんには良く効くと思います。しかしそんな性格のわんちゃんは食糞はしないと思いますが。そして最初だけで慣れたらあまり効果がありません。

考え方として便を食べさせないようにするというよりも食べたくないと思わせればいい話です。

監視をする、糞をしたらすぐに片付ける、便をした後おやつをあげるなどなど本には書いていますが、それは二の次でまずは普段からの食事の質や管理方法を変える事

それで食糞が軽減され、癖にならないようにそこから監視をするや糞をしたらすぐに片付ける、便をした後おやつをあげて褒める、道具に頼るなどを応用してください。

今までうまくいかなかった方は土台がしっかりしていない為に正しいやり方でも結果がついてこなかった場合が多いです。

まずはその土台の食事のメニューや与え方などを変えるで土台を作ってから次のステップに進んでください。

 

人間もお腹が減っていると何でもいいから食べたい、と思いますよね。じぁお腹がいっぱいの時何でも食べたいと思いますか?

目の前に食べれる物あるけどいらなーい。ってなりません?

食事の質や管理方法を変える事で軽減したり案外素直に改善されるものかもしれません。

 

このやり方はあくまで一つの対策方法としてお考えください。

そして止めさせるのではなく、軽減させる事からはじめてください
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ちなみにこの犬の場合は食糞をします。

最近、避妊をしたのでさらにパワーアップ!!

夏場は暑さで食欲低下しているので食糞はしませんが、冬場はします。

すぐ太るので食事を多めに与えることができず、フードを増やすことも中々できません。

ついでによくお腹を壊すので止むを得ず食事を減らすと食糞を必ずします。

品質の高いフードは匂いが少なく不要な成分がないのでその便はあまり食べません。

しかし品質が低いフードは匂い(香料)がキツく不要な成分が多いのでその便は食べます。

この犬の対策としては

  • よく監視をして便をしたらすぐ片付ける←当たり前。。。
  • フードの量を増やせないので成犬フードにカロリーの高い幼犬フードを混ぜる。(食べ過ぎによる消化不良の防止)

食糞はかなり軽減していますが、少しでも目を離すと「クンクン」と食べれるものを探しています。

 

結局、現場でも100%直すことはできません(そんなもんです)

完璧に治すよりも軽減させ、癖もつきにくくして下さい。

このようにわんちゃんにより対策は違いますが基本(土台)は似たようなものなので参考にしてください。

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