ネオペッツVRセンター、二次診察レポート♪パート3
病院にいって難しいことはメモを取りましょう
ネオペッツVRセンター、二次診察レポート♪パート3
さて、開口できない原因がわかり、どうしようか悩んでいると先生がもう一つお伝えしたいことがあると・・・。
へっ??
↑正面からの写真。
左側の写真に異常があるみたい。。。
↑ここは食道で本来2cmぐらいですが、およそ3cmに大きくなっています。
赤丸部分は黒く丸くなっていますが、本来白い丸に映るみたいです。。。
これなーに??
巨大食道症(食道拡張症)
何らかの原因で犬の食道が大きく広がってしまう病気
かかりやすい犬種は、グレート・デン、アイリッシュ・セッター、ジャーマン・シェパードといった大型犬によく見られる病気。
中型・小型犬のミニチュア・シュナウザーやワイヤーヘヤード・フォックス・テリアなどの場合には、遺伝的な要素もあるとされる
どうなるの??
この犬は軽度なので症状がまったくありませんでしたが、
↑上が正常で、下が巨大食道症。
上と下を比べてみると下のイラストでは膨張した食道(広がった下の膜がブヨブヨ)があり、いわゆるポケットができています。
この時、食事や水を飲むと食道のポケットに入り、水溜りのような状態になり、つっかえて流しだすように嘔吐します。
ひどいと常に何かを口にしたら嘔吐を繰り返し、栄養不足、そして気管から鼻や肺に入って、誤嚥(ごえん)し、鼻炎や肺炎、発熱や咳、呼吸困難などの症状がみられ、死に至ることもある。
とんでもなく厄介。。。
どう管理するの??
この犬の場合
嘔吐したりむせたりしないので、今は食事の量を減らして回数を増やす
食事を上げるときに高いところから食事を与え流し込むような感じにする。(この時水も入れています)
食後しばらくは直立な状態でお腹を軽くたたく。(腰が痛い・・・)
嘔吐を繰り返す場合
流動食、もしくは人間みたいに直立させてふやかしたフードを与える(食後15分ぐらい直立)
ん?大型の場合はどうするんだ??(検討中です)
治るの??
これは治すのは難しく現状維持ぐらいしかありません。
今はとにかくなぜ巨大食道症になったか血液検査で調べています。
主な原因
●犬の重症筋無力症
先天性と後天性があり、先天性の場合には若齢期から全身の筋肉の虚弱がはじまり、全身がマヒしていきます。後天性の場合、全身ではなく局所的な筋肉の虚弱化がみられ中でも食道だけに症状がでて巨大食道症を併発するケースを多く見られます。
●犬の多発性筋炎
複数の筋肉が炎症を起こす原因不明の病気で、大型犬の成犬によくみられるのが特長です。筋肉が痛むために重症になると動くことすらできなくなります。食道の筋肉に症状がみれることもあり、食餌がうまく流れずに咳き込んで吐いてしまうこともあります。
↑愛犬はこれが怪しいと思います。咀嚼筋炎(そしゃくきんえん)で頭の筋肉が萎縮(炎症)していますし。。。
●犬の副腎皮質機能低下症(アジソン病)
犬の生命の維持に欠かせない副腎皮質ホルモンの分泌が何らかの原因で低下する病気です。慢性の場合は食欲減退、元気がない、嘔吐、下痢、体重低下などが良くなったり悪くなったりを繰り返します。水をたくさん飲んだり、おしっこの量が増えたりという症状もあります。急性の場合は命に関わることもあります。
血液検査で原因が分かれば、それにあわせて治療していきます・・・
が上の3つ・・・どれが原因でも一生飲み薬だそうです。。。
えっ?また??
もう頭の中がごちゃごちゃです。。。
でまとめます
愛犬がかかってる病気
①咀嚼筋炎・・・頭部、特に咀嚼に関与する筋肉(顎二腹筋、側頭筋、咬筋)に限局して発生する炎症性筋疾患。そのために開口障害、摂食不良など呈します。どの犬種にも発生するが、ジャーマンシェパード、レトリーバー種やその他の大型犬で発症することが多いと考えられている。
②巨大食道症(愛犬は軽度です)・・・食道が膨張して嘔吐を繰り返す
咀嚼筋炎の治療
①後日、またネオペッツVRセンターへ行き、麻酔をかけて頭をパックリ開け、萎縮している筋肉の細胞をとる。そしてどこが原因で咀嚼筋炎になったかを調べ、その原因(多発性筋炎や甲状腺機能低下症、重症筋無力症など・・・この辺りはもうよく分かりません)にあわせてステロイドの薬(一生)などの治療に入るをあげる。(ステロイドはやっかいな副作用があるためリスクもある。これから一生与える為、ほぼ確実に副作用がでる)
②細胞をとる手術をパスしてステロイドの薬を一生あげる。
巨大食道症の治療
血液検査で原因をみつけ、飲み薬を一生あげる
どうしたらいいかもうよくわかりませーん。。。
とにかく今は現状維持で。。。
さて、皆さんも気になると思いますが、ネオペッツVRセンターで治療を受けるといくらかかるのか??
この犬は大型でMRIとCTその他モロモロで12万6千円(小型の場合10万いくか、いかない、かと思います)
乳腺の手術、通院、血液検査、2次診察と今年はわずか3ヶ月で10回以上病院に行っています。
ちなみに
乳がんの移転も今のところないので、MRI,CTで信憑性も上がり確率もずいぶんと減った(レントゲンでは手遅れの頃に映るので今は何も映らなくても信憑性は低い)
結局、乳がん以外、原因が分かっただけでよくはなっていません。
よくなってほしいですが、ある程度は知ったところで先は無い・・・と覚悟はしていました。
でもいいんです!
原因が分かるのと分からないのでは安心感と覚悟ができます。
この先、よくはならなくても、対策は組めますのでこれでOK!
中には大金を払ってよくならないってなんだー・・・っと怒る方もいるみたいですが・・・。
で・・・3ヶ月だけで治療費・・・32万!!!!
勿論、これからもかかります。。。
正直、痛いが、、、お金は時間をかければ返ってきます。でも病気の場合は時間がかかればかかるほど悪くなる場合があり、健康は返ってきません。天秤にかければどちらがいいか一目瞭然・・・かな?(人にもよりますが)
この犬も病院なんて年に2~3回だったのですが、今年に入って何十回・・・。
もし、これから犬を飼う、犬を飼っている方、急に何十万、翌月も何十万、翌々月も何十万・・・っていつ来るか分かりません。
ある程度のこういった例も視野にいれて参考にしてください。
咀嚼筋炎は珍しいです。病院に5年勤めて1件あるかないかの確率・・・。
巨大食道症も稀にある・・・程度です。
どちらも原因不明が多い。。。
なのでこの犬はあまり参考にならないかもしれませんね・・・(笑)
あっ!!この犬は8歳です
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