バイバイ、ミント。君はよく頑張った!

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ミント、君は本当に可愛かった。よく頑張った。

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ミントは今いる母ヒカルの子供。初めて交配させて妊娠して出産して生まれた。妊娠〜出産までめちゃくちゃ勉強した。6匹生まれたが、2匹は駄目だった。そもそも出産予定日より4日早くて勝手に生まれていた。3匹は飼い主さんが見つかり飼われてミントだけ残った。何故かと言うとデベソだからだ。結局、ミントは売れ残り僕が訓練することになった。可愛がっている犬の子供、可愛いに決まっている。それから数ヶ月後、訓練所から独立することになり、母ヒカルとミントを大阪に連れて帰った。もちろん、独立して仕事は0。貯金2万円。でもヒカルとミントを食べさせていかないので、やるしかなかった。車もいつ止まるかわからないオンボロの26万円だ。独立して実家に帰ったが、とても大型犬を飼える環境じゃなく、朝、晩と広場へ連れて行く以外クレート生活だった。運よく仕事が入り、1年で車を変えて、2年後に引越しをして大型が飼える環境を整えた。快適に生活できる環境が整ったのは、それまで2年がかかった。ミントとヒカルがいなければここまで来れなかった。僕にとっては思い出深く、頑張る原動力だった。お客さんの愛犬に交流をもたせて犬同士のコミュニケーションの勉強もミントに任せた。温和な性格なので、コミュニケーションが苦手な犬にはもってこいだった。

ミントは仕事がなく、貧乏だった頃から一緒にいたミント。

7歳3ヶ月と短かった人生。

拡張型心筋症
肺水腫
不整脈(徐脈)
腹水

2016年4月1日(金)、午後1時30分頃、最後は僕の腕の中で亡くなった。

 

愛犬ミント7歳3ヶ月、脾臓摘出後容体悪化・・・瀕死からの生還から続き。

何か参考になれば幸いです。

~14日間のミントと僕の闘病日記~

●2016年3月23日(水曜日)
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↑動いていないので、便秘気味になるかと思い、さつまいもを茹でたやつをあげた。ガツガツ食べてくれる。

●2016年3月24日(木曜日)
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↑今日は外で留守番をしてもらった。手術跡を舐められると厄介なので、エリザベスカラーを付けている。サークルでの留守ではエリザベスが邪魔をして水が飲めない。薬で利尿作用があるのと、水分補給が必要だから今日は外でエリザベスをつけて自由にしてもらった。帰ってくると隙間から顔を出して待ってくれていた。凄く安心した。

ご飯も久しぶりにドライフードを食べた。徐々に体調が戻ってきて僕も元気になった。退院後、熱は下がったのに徐々に上がってきた。夕方、病院に行って解熱剤と抗生物質を注射してもらった。

●3月25日(金曜日)
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朝、熱が39.9℃と下がらないので、また病院へ。血液検査(CRP)で数値が高かったので、炎症を起こして熱が上がってるかもしれない。昨日、解熱剤と抗生物質を打ってもらったが、効いていなくて抗生物質も違うのをまた打ってもらった。

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帰って来ても必ず食べていたササミを食べない。そして吐いた。

夕方
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また病院へ行き、輸液と嘔吐制御剤を打ってもらった。脈が1分60回と半分ぐらいに落ちた。

今日危ないかもしれないので、今から入院させて強心剤の点滴をするかどうが提案されましたが、断った。

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水も飲まずにぐったり。薬が徐々に効いていないので、1錠半分から3錠にと言われた。連れて帰ってすぐに薬をあげた。

もうどうすればいいかわからないので、10年ほど前の知り合いの獣医に連絡をとった。

拡張型心筋症は人であれば、移植しないと治らないと言われた。犬では勿論そんな手術はない。脾臓肥大も放っておけば破裂して即死なので、摘出は間違っていなかったと。もし、手術してなくても恐らく今年中にはこんな風に心臓が更に肥大してこうなってたかもね。と、言われた。

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↑しかし、薬が効いているのか脈が1分に110回て戻った。

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↑食事もするようになった。ドライフードは食べないが、ササミ入りのパウチは食べた。体力を回復させないといけないので、とりあえず食べれるものは食べさせた。

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↑こんなに買いました。水素水も免疫力も上がるらしいので買った。

 

●2016年3月26日(土曜日)
朝38.8℃と熱も平熱に戻った。また、生死をさまよいながら生還した。2回目だ。

昼前に病院に行き、レントゲンを撮った。心臓がかなり肥大していて末期寸前。10がMAXだと7.8だと言われた。

昼、体温39.1℃
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↑帰ってきて食べれるものは食べさせた。

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↑薬も凄い多い。

抗生物質3種類。
心臓薬3錠と1錠
利尿薬

夜、体温38.7℃と平熱
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↑夜の食事はドライフードとササミ入り。ササミをメインに食べながらドライフードも少し食べた。

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↑このササミはよく食べる。

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↑これはペットショップに売ってある舐める栄養剤。これは何故かよく舐めてくれるので、よく舐めさせた。

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↑舐めなければ口の中に塗ると勝手に舐めてくれるのでありがたい商品。

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↑リラックスしながら寝てる。

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↑寝ながらさつまいもを食べてるし。でも食べてくれるだけでありがたい。

心臓の動きが激しく体が心臓の動きで動いています。耳先端を見ればよくわかります。

●2016年3月27日(日曜日)
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↑朝、39.3℃と少し体温が上がって、相変わらずドライフードは食べない。

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↑手であげると少し食べた。

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↑ササミを入れたら自分でまた食べた。自分で食べる事が一番重要。

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↑少し残した。

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↑手であげるとまた少し食べた。まだ本調子じゃない。でも結構食べてくれたので、これで終了。

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↑食後は舐める栄養剤をあげたら自分で舐めた。食べたい気持ちはあるが食べれない、そんな感じのよう。

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↑今日は何故か甘えてきた。いっぱい触った。

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↑倒れてませんよ。日光浴。

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↑昼ごはんはドライフードを自分で食べた。食べた後もまだほしそうにしていたが、また夜もあるのでこれでおしまい。

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↑少し高いササミを買って来て茹でた。凄く欲しそうにしていてあげたらバクバク食べた。

でもその後、晩御飯も昼より食欲が落ちた。

今日は寝ることにした。夜中、2回ぐらい起こされた。何事がと思い外に出したからおしっこをした。薬が効いているので、トイレも近いね。その後ぐっすり寝たので(お互い)心配なし。

●3月28日(月曜日)
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↑朝、体温38.9.脈105。先にトイレに行かせて食事の準備。やっぱり食べない。今一番食いつきのいいササミを入れても食べない。

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↑手でやると食べた。よくわからない。舌が肥えているのか、食べたくないのか。ササミだけをあげるとバクバク食べる。朝ごはんはこれでおしまい。

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↑今日は何かが変わるかと思い遊びに連れてきた。

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↑久しぶりなので、なんだが楽しそう。

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↑ボールをあげるといつも通り楽しんでいた。

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↑訓練のためおやつを探しているといつものいい顔でくれとごねてくる。おやつをあげたらいつも通りにギラギラしながら食べてくれた。

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↑他の犬と遊んだり、何だかんだで楽しそう。でもダラダラ歩くので、おそらく血液の流れが悪いからかな?たまにふらつく。昔の面影はない。老犬のようで何だか悲しくなります。

正午
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39.5℃、脈110
↑少し体温があがった。遊びに連れて行ったのがまずかったかな。帰ってきて食事。また食べない。

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↑食べてくれないと困るので、幼犬フード、ササミ、おからを混ぜた。とにかく栄養をつけないといけないので、高カロリー高たんぱく質をメインにした。

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↑食べてくれないと困るので、口の上にくっつけて無理やり食べさせた!吐いたらまずいですが、吐かないのでこれにて終了。

夕方病院にいった!利尿薬を飲ませているので、肝数値を血液検査で見る。利尿薬の副作用で肝臓に害が出ると本末転倒。肝数値が上がっているので、今日から利尿薬を1錠から半錠にかえて肝臓の負担を抑えて新たな薬でそれをカバー。そして体調が安定すれば心臓の専門機関を紹介してもらうことにした。答えは同じかも知れないが、やらないよりやった方がいいと。ただ、体調をよく見て受診したいと思います。

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↑また薬が増えた。これも辛いし、ごちゃごちゃし過ぎて、間違えそう(笑)


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↑体温39.5℃、脈120
晩御飯やっぱり食べない。

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↑先ほどは病院で買った高カロリー、高タンパクの缶詰め。これも食べない。

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↑無理矢理半分食べさした。食べてくれないと困る。そのあとササミをあげて水素水を飲ました。そのあと就寝。

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↑何故か石をミントが持って来た。

「はい。あげる」ってか?大事にします♪

●2016年3月29日(火曜日)
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↑朝38.9℃、脈120
熱も徐々に下がったが、食事もあまり進まない。ただし、ササミのみなら食べるのでそこまで体調が悪いとは思いません。そして最後に缶半分を無理やり食べさせて終わり。

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↑ニコラ君とソイ君に元気をもらえー。

正午39.1℃、脈110
分かっていましたが、食べない。ふやかした幼犬フード、ササミ、缶半分を混ぜて無理やり食べさした。量は両手ですくえるぐらいの量。


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↑38.9℃、脈120回
食事を与える前に病院で、薬と缶詰を購入。今日の晩はサークルまで小走りだったり、ウロウロしたりと体調が良さそう。

期待してふやかした幼犬フード、ササミを混ぜてあげたが食べない。しかし、缶詰も今まで直接食べなかったが、食べた。今日食いつきがいい。

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↑なので、幼犬フード、ササミに缶詰を半分混ぜてあげた。が、まさかの食べない。

しばらく様子を見るために他の犬の食事を準備しているとミントがこちらを覗き込む。

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↑もしやと思いドライフードをあげたら・・・食べない。しかし、手でやると食べた!

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↑そのあと自分から食べて完食とはいきませんが、久しぶりにドライフードを自分で食べました。こんなうれしいことは無い。

そのあとは新しい缶を開けて与えてみたが、食べなかった。

なので、半分を無理やり食べさせた。

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↑そのあと何故か元気がなくなった。脈も120ぐらいで問題ないですが、呼吸が荒い。1分で60回ぐらいと通常の倍ぐらいある。薬が効いているのか、食後なので消化しているからか、少し焦りました。でもササミも食べたし、ダラダラしているだけで問題なさそうだが。今日は夜の利尿薬をストップ、と指導があり、明日、利尿薬の副作用の肝数値を計りに行きます。その時に昨日の呼吸の事を聞こうと思います。

呼吸が1分間で60回!!

●2016年3月30日(水曜日)
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↑熱39.2.脈112回
朝は食事をまたしなくなった。

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↑遊び食いって感じでササミだけを食べてフードは咥えて外に出したりと10粒ぐらい食べた。しばらく様子を見たが、食べなかった。なので、いつもの缶半分を無理やり食べてササミを2本食べました。昨日の夜と比べてダラダラしています。寒暖差が激しいのでその影響なのか?

そして病気へ行き、血液検査。血液検査は30分ほどかかるので、その間、近くの公園へ。しかし、今日はいつもと違った。

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↑途中で座ってへたり込んだ。

ん?と思い、途中で引き返した。先生に聞くと心臓がしんどいからへたり込んだと。しかし、まともに歩けるのはこれが最後となった。

血液検査で腎臓の数値もまだ下がらない。しかし、お腹が張り腹水も溜まっている。そして肺にもいっていて肺水腫とも言われた。追加で腹水を出す利尿薬を処方された。腹水が溜まるので、利尿薬は使わざるを得ない。そして帰った。

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↑帰ると水の近くでへたり込んだ。昨日の元気とは裏腹でこっちもテンションが下がる。

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↑体も細くなった。見るのは辛い。

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↑ミントの好きな目だ。

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↑ササミをあげると食べたので、少し安心。

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↑ふやかした幼犬フード、ササミ、おから、缶半分を無理やり食べさせた。

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↑昨日は普通に立って見ていたが、他の犬達に元気をもらおうとしたがあまり反応がない。
食事後1時間後辺り、全部吐いた。体調が良くなってから吐いたことなかったので、なんでた!と、思った。脈を計ると1分で80回。朝、112回から劇的に落ちた、、、

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↑その後、大好きササミも食べない。

水を飲むのも歩くのも辛そうだ。

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↑部屋ではぐったり。薬をあげたがしばらくすると全部吐いた。もうなに入れても吐いてしまう。

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↑腹水が溜まるとお腹が張ってる。これも辛い原因。

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↑今日も一緒に寝る。この時脈は1分で60回。いつもの半分だ。薬も効いていない。

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↑今日で一緒に寝るのも最後かな。

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↑夜中、何回も吐いた。ここでふせこんだので、そのままにした。

もう時間の問題。

●2016年3月31日(木曜日)
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↑朝脈50回。体温を計るのをやめた。

相変わらず、ぐったりしたいる。歩けるのもフラフラしながら10歩ぐらい。すぐに座りこみ、伏せて、立ってもフラフラするだけ。脈も1分で50回と徐脈だ。もうここまでくれば長くはもたない。今日は1日居てやるか、ミントの生命を信じて仕事に行くか悩んだ。1日居たとしても明日も生きていたらまた1日居ないといけない。そんなことしてては切りが無いので、ミントを信じて仕事に出掛けた。今日は20℃と暑いので影も作り、毛布を敷いた。暑ければ自分で毛布を外すだろう。そしてカメラも設置。帰って来て死んでいれば、仕方が無い。生きていればやれる事はしてやろうと思った。車が好きだし、広場も好きなので、連れて行こうかと思った。でもさすがに衰弱しているので、やめた。食事も与えず、薬だけをあげて仕事に行った。

正午
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↑脈52回
ドキドキしながら帰ってきたら生きていた。しかし、胃液を吐いていた。おそらく薬も吐いている。もう何を胃に入れても受け付けない。腹水が溜まり胃を圧迫。更に脈も1分で50回と心臓にかなり負担になっているので、フラフラして気持ちが悪いらしい。人で言うとグルグル視界が回ってる状態かもしれない。おまけに力も入らないみたい。安否を確認してからまた仕事に出掛けた。病院も車で20秒ぐらいで行ける。帰りに人もいなかったのを確認してからすぐに病院に行った。診察台に乗ると吐いた。ほんの1時間前に少し水をぺろぺろしただけでこの有様。しかし、もし病院まで10分かかり、順番も待たなければならないなら衰弱した犬にはもっと負担になる。そうなれば病院にも足を運ぶのはやめたかもしれない。もしもの時のために近場が1番病院のいい選び方もしれない。

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↑20分ほど様子を見たが、ここから動かない。

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↑病院ではまず状態を伝えた。自分的には水を飲んでいないので、まずは輸液。吐くので薬を飲んでもらうために嘔吐制御剤をお願いした。心電図もかなり不安定で、腹水も尿として流れてなくお腹に溜まっている。今日が山。というより毎日山。拡張型心筋症、肺水腫、徐脈ともうミントは末期。ちなみに拡張型心筋症と診断されてから1年以上の生存確率は約20%。薬もあまり効いていない様子。本当によく頑張ってる。だからできる限りの事はする。薬で負担が軽くなり、少しでも楽に逝ってもらうために。

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↑心電図も歪らしい。脈は40~50ぐらい。ミントならいつもは120だ。もう3分の1ぐらいに落ちた。

注射・・・抗生物質、嘔吐制御剤、輸液、利尿剤

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↑帰りに低反発マットを購入。


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↑吐かないのは何より。薬をあげてそのまま寝込んだ。今日はそんなに寒くないのに、足先が冷たく耳も冷たい。血行が悪い証拠かな。お腹も腹水でパンパン。

  • 3月26日のお腹
  • 3月31日のお腹

↑腹水・・・お腹の膨らみも5日間でこんなに膨れた。

たまにむくっと立ち上がり外を見る。開けてあげて外に行くかと思いきや行かない。もう自分で殆ど歩けない。抱いて外に連れてったがすぐに寝込んだ。しばらく見たが動かない。呼んでも目だけは行きたそうにするが来ない、というより動けない。部屋に連れて帰り寝た。

明日は生きてるかな?

●2016年4月1日(金曜日)
朝脈44回
起きると外に出たそう。てか、生きていた!すぐに出したが歩けない、、、抱いてやって外にやるとフラフラ歩いた。何をするかと思いきや、下痢。そのあとまた寝込んだ。他の犬達とふれあいをしたら寝ながらでも少し目をギラギラさせていた。病気になっても刺激は大事だね。

もう自分では立ち上がれない。

立ってもフラフラ。でもみんなは心配してくれてるよ。

雨が降る前に仕事を済ませた。そして自分だけ病院に行き、状態を説明した。おしっこを2日しないと言ったら尿にではなく、お腹(腹水)にいってるから出ないかも、と聞いた。今日は心臓薬と利尿薬をもらった。獣医さんも分かっていた。言われたら出さないといけない薬。僕も分かっていた。薬でどうのこうのなる状態ではない事は。でもやれるだけのことはやると決めた。

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↑昨日の嘔吐制御剤が効いてるので、薬をあげても吐かなかった。しかし、気になったのだがあまり咀嚼ができないようだ。ヨダレもよく出るし、口も半分ぐらいしかあかない。おまけに口の中を見ると薬が口の中に残っている。ぺろぺろも飲み込むこともあまり出来ないぐらい衰弱している。

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↑利尿薬を多めに飲ませたので、おしっこを寝ながらするかもしれないのでシート。外に連れて行ったら具合も悪くなりそうだし、雨だし。


脈40回
雨がよく振ってきた。この時、ミントの横に寝て頭を撫でながらもう頑張らなくていいと言った。

昼になりそろそろ小腹も減ってきたので、自分の昼食事を食べる事にした。ちらっとミントを見ると食欲はあるかと思うぐらいにミントはジロジロ見てくる。

食事を終えて横になろうとした瞬間、ミントは両手を突っ張り後ろに反るような体勢になった。

慌ててミントに駆け寄り頭を抱いてやり、体を撫でた。

 

お別れの時間だ。

 

本当によく頑張った。2週間で2回死にかけて生還した。でももう3回目はない。頑張らなくていい。

ミントはゆっくりと僕の腕の中で亡くなった。

 

 

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↑その後、体を拭いてやり目を閉じさせた。舌が出てくるので、口の中に入れてやった。

まず、クレートに毛布を敷いて入れてやり、手足をヘソ辺り祈るように畳んだ。首は小型用のマットを敷いて首を楽にしてあげた。そして首元とお腹に保冷剤を入れる。しかし、今回は夏ではないし、すぐに火葬しに行くので入れていない。まだ、体が暖かかった理由もある。その上からまた毛布を敷いてあげると保冷剤の冷気が逃げない。死後硬直は1〜2時間でなってしまうので、すぐにする方が犬の負担も少なくなると思います。

花を買いに行って、大好きなフリスビーを買った。

帰って来てもまだ雨が降ってる。

ミントの上から大好きな物を入れた。
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■花
女の子だから可愛い感じにした。でもあんまり似合わない。

■ボール
人の目を盗んでよくボールを自分で取り出し勝手に遊んでいた。でも遠くへやったり、隙間に入り込んで「取って!」といつも訴えていた。だから2つ入れてあげた。

■フリスビー
2015年10月に拡張型心筋症と診断されてから大好きなフリスビーが出来なくなった。今度から気にしなくていいからいっぱい遊べる。そしてすぐに潰すから2枚入れておいた。

■ササミ
体調崩してからこのササミだけはガツガツ食べた。最後の残り6本も入れておいた。

■おやつ
訓練の時によく食べたおやつ。おやつの前に立つだけで、目をギラギラしてヨダレを垂らしてた。

■リード
よくこのリードで訓練・散歩をした。このリードは万能で5年ぐらい使っている。

そして火葬場に連絡した。大型の場合(30k以上)は、夜に燃やさないといけないらしい。煙がよく出てしまうので、日中だと火事だと勘違いして通報されるからだそう。小型・中型は煙が出にくいので問題ないらしい。

一度、保留されたがOKをもらった。火葬は夜にするので、ミントを火葬場に置いて明日に骨を取りに行く流れ。大型はどこにいっても肩身が狭い。

そして火葬場に連れて行き、エレベーターで上に行く。

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↑火葬場に行く途中雨が強くなってきた。

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↑寝てる素顔みたい。
健康な時、こんな顔で寝ている所をたたき起こしてべたべた触ってた。その時のミントは迷惑そうだった。

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↑最後の別れ。

体を触ると毛布で包んでいるせいかまだ暖かい。体を強く撫でてやり別れを告げてた。涙が出てしまう。だか、ウジウジしてもしかたないので泣きながら帰った。受付の方も動揺していた。わりとクールな感じで訪れたからかな?

●2016年4月2日(土曜日)
ミントの骨←見たくない方は見ないで。
大型の骨は案外少ない事にビックリした。骨を少し貰い、小さい薬の様なキーホルダーに手の骨を少し入れてもらった。手の周りが黒い毛で指の間の茶色の毛が僕は好きだったから。残りの骨は火葬場の人にお願いした。まとめて海に流してくれるみたいだ。

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↑最後の2日はかなり辛かったと思う。見てる方も辛かった。当たり前のことが段々できなくなり、最後は首すら自分であげれなかった。ミントはこの部屋で2週間頑張った。元気になったり、元気がなくなったり、一緒に寝たりした。毎日悩みながら考えながら世話をした。そしてここで亡くなった。この2週間は辛かったけど、楽しい時間でもあった。

ミントはまた色んなことを教えてくれました。心臓の事、食事療法、食べない犬に与える食事のやり方、火葬の仕方、亡くなった犬の置き方、ちょっとした介護、愛犬を亡くした人の気持ちなどなど数えたらキリがない。将来役な立つことばかり。これを次に活かせるようにしたいと思います。

4月は新しい環境のスタートだ。ミントも生まれ変わって新しい飼い主さんのところへ行った。

俺にとって思い出深いミント。大人しく、やさしく、利口、シェパードのくせに恐がり、飼い易く、愛嬌があった。恐らくこんなシェパードには2度と巡り会わない。どうにかして助けてあげたかったが、最後の方は何もできなかった。

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バイバイミント。そしておかえり〜♪

 

そして最後、ミントに言いたい。
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↑全部食べてから逝ってくれ(笑)

ジャーマンシェパードドッグ(ブラック)

生まれ:2009年1月4日

呼び名:ミント

2016年4月1日7歳3ヶ月日没

病名:拡張型心筋症

おしまい

 

バイバイ、ミント。君はよく頑張った!”へ3件のコメント

  1. より:

    今同じ事を体験中です気持ちわかりますうちの子わちわです年齢は13才です、、、

  2. モコママ より:

    はじめまして。
    鳴きながら読ませていただきました。
    私はシーズー2匹のママです。6歳のメスが今週脾臓に影があるとのことで、良性悪性もわからないまま全部を摘出し本日退院してきました。
    脾臓を無くしたことで心配することはないと何度獣医に聞いても言うのですが、摘出したあの脾臓の大きさを見て、脾臓の役割を考えるとなんでもないわけがないだろうと無くしてしまったのにもかかわらず、まだ調べていました。
    夏で7歳です。突然容態が悪くなるのではないかとそばから離れられずにいる状態です。
    苦しいとも喉が渇いたとも言えないのでただただ心配です。ミントちゃんのお世話をしている時もきっと同じ様な気持ちだったのではないかなと思います。切ないですね。

  3. いぬのクロべー より:

    2020元日心震わ震わせ最後まで読む。人それぞれ行いは違うけど動物の介護は本質が露見する。途中で気が付いたと本当は介護してるのではなく本質の昇華、あなたに栄光あれ。

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