愛犬ミント7歳3ヶ月、脾臓摘出後容体悪化・・・瀕死からの生還

自分の事はなるべく書かないようにしてましたが、たくさんの飼い主さんから心配して下さいましたので、詳細を書きたいと思います。

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↑17日木曜日に食欲不振(避妊してから滅多にない)、元気消沈で体調が思わしくありませんでした。下痢や嘔吐がなかったのでますます不安。ミントは張型心筋症(心臓肥大)があり、とうとうこの日が来たかと思いました。

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↑熱も40℃を超えておりすぐさま病院へ。

 脾臓

↑診断の結果、脾臓が炎症を起こしているとのこと(脾臓肥大)。日曜日に競技会があったので、手術しようが来週に持ち越そうが競技会の当日はどっちにしろ留守番してもらわなければならないな、と考えてその日に手術をしてもらいました。しかし、結果論ですが、この選択がバカな事をした結果になりました。結局、脾臓が悪性ならば1日でも早い方がいいので、手術はします。しかし、今となれば熱を下げて様子を見て手術をした方がよかった。心臓にリスクがある事を安易に考えてました。

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↑次の日の朝金曜日、帰る予定でしたが熱が下がらないのと、食欲がなかったのでまた1日入院。しかし、手術は難しくないので成功です。

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↑土曜日の朝。何故かぐったりしています。熱も下がらず、食欲も戻りません。とりあえず夕方までまた入院。

  • 金曜日
  • 土曜日

明らかに金曜と土曜の顔つきが違いますね。。。

 

しかし、その数時間後。。。

 

土曜日の正午ごろ病院から電話がありこう告げられました。

「手術に問題はなかったのですが、手術(麻酔かも)で心臓に負担がかかり、不整脈(徐脈)を起こしています。いつ発作が起きて危険な状態になるかわかりません」

不整脈とは極端に脈が少なかったり、多かったりする事を示します。不整脈は何かしらの心疾患が原因となり、治す場合には原因となる心臓の疾患を治療するほかありません。

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↑とりあえず、すぐに病院にいく。するとクレートから出るとフラついて倒れて嘔吐。

意識ももうろうとしていて、極度の虚脱、2日前まで普通にみんなと遊んだり、ボールで遊んでいたり、普通に歩いていた犬がもう自分で立てません。この時はの脈は1分間に40回。通常は80〜120ぐらい(小型の場合はこれより多めになります)なので、半分。

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↑酸素ボンベで緊急処置。もうこれは延命手段ですね。もうこの時、覚悟を決めました。。。

防げるかもしれない事が、安易に手術を決めた事により起こってしまいました。今となっては脾臓腫瘍も悪性と確定してわけではありません。しかし、心臓肥大は確定診断です。二つを天秤にかけて冷静に判断すればよかった。リスクがあるので、熱を下げて様子を見てから手術をした方がリスク確率は低かった。

この時、心電図は35以下。注射などで処置をしても反応がなく、ここまでくると知ってる方は分かると思いますが、助かる見込みも厳しくなります。安楽死も考えましたが、安易に出した答えでこういった結果になったので、今回は簡単に決めずに安楽死はやめました。そして酸素ボンベを外して下さいとお願いして家で・・・と思い連れて帰りました。。。

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↑もう虫の息。見てられない。。。

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↑最後にと思い、母ヒカルを連れてきました。何かしらアクションを起こさないかと期待しましたが、身動きせず。

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↑競技前日で大好きマヨ君がいたので、連れてきました。

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↑なんと!首をあげて・・・。

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↑マヨ君が口をぺろぺろしてくれました!首すらあげれなく衰弱していたのにびっくり!やっぱりマヨ君はもってるね♪

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↑しかし、それを最後に虫の息のまま寝ました。口は半開きで舌が出っ放しです。咀嚼もできず、口の中は少し白く水分もありません。今日は横で一緒に寝ることにしました・・・。

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↑日曜日の朝起きると人の寝顔を覗き見してるではありませんか。顔も良くなっています。

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↑熱も下がり、希望が見えましたが相変わらずぐったりしていていました。競技会があるのですが、飼い主さんに説明をして午前中に終わってすぐさま帰りました。本当に迷惑をかけました。

歩きはしましたが、フラフラです。

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↑日曜日の昼過ぎに帰ってきてもまだしんどそうです。水を飲むと吐くので病院に連絡して開けてもらうことにしました。輸液と栄養剤、嘔吐止め、抗生物質を打ってもらい、飲み薬に末期手前の心臓薬(血管膨張剤+少しの強心剤)をもらいました。この薬は、小型がよくなる僧帽弁閉鎖不全によく使う薬なのですが、心臓肥大にも効く場合もあるとのこと。効けばかなり効果があるらしく、これに期待しました。でも自分の中で3日間が勝負と考えてました。3日間で変わらなければ1週間もたないと。3日間で食欲が出れば持ちこたえる。

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↑しかし、この時の心拍数は1分間に40ぐらい。10秒で7回ぐらいです。心臓が大きくなっているので、見ただけで弱々しく大きく動いているのが分かります。

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↑月曜日の朝は食欲はありません。水ばかり飲もうとしますので、ちょっとずつ与えたら吐くことはありません。心拍数も60〜70と上がってきてます。今日で5日ぐらい何も食べていません。今日食べなければ流石にヤバイので、手当たり次第買ってきました。無理矢理卵黄をあげようとしましたが、ナトリウム(塩分)が高かったのでやめました。塩分は心臓の敵!

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↑まずはミルク。一口舐めて終了。はい。次!

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↑犬用リンゴジュース。一口舐めて終了。

はい。次!

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↑犬用栄養ドリンク。匂い嗅いで終了。

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↑番外編。

ラベンダーアロマ。ラベンダーは心拍数にいいらしい。呼吸を整える作用があるらしい。気休めです。

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↑テンションMAX!!ササミを食べた!

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↑バクバク食べてくれます。5日ぶり。

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↑ここで心拍数を測るとなんと100!超絶薬が効いていて、普通の心拍数に戻りました。だから食欲も上がりました。

末期から回復まで見ると明らかに心拍数の違いが分かります。(参考に)

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↑競技会の動画を見ながらハッピーターンを食べていたらめちゃくちゃ見てきます(笑)

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↑欲しいかい?これは流石に駄目!

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↑心拍数も上がると寝る態勢もリラックスするようになりました!

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↑朝、まずはミルクで胃に膜を作り。

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↑食事を与えます。やっぱり食欲が上がってる。しかし、やりすぎると吐いたりするので、1日、3〜4回に分けて与えます。なんといっても5日ぶりですからね!

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↑夕方、違うものをあげると食べなくなりましたが、ササミ系をあげると食べてくれました!食べた後も食器をぺろぺろするのはまだほしい証拠。でも病み上がりなのでこれで終了。

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↑これを大量購入しました!

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↑訓練中もインターネットカメラで監視。

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↑余裕が出てきたので、傷口を舐め出した!慌ててか帰ってエリザベスカラーをつけました。完全に手術した事を忘れてました(笑)

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↑そして火曜の夜、病院にいって心拍数も大丈夫と言われて無事生還しました。もう本当にやばく、獣医さんも諦めてたと思います。まだ本調子ではないですが、食欲もありお気に入りの石で遊んだりしていたので、絶対とは言い切れませんが、山を超えました♪あとはゆっくり下るだけだね!そして何より薬が劇的にあっていたのが1番大きかったです。

色んな人に助けられた1週間でした♪

その後・・・バイバイ、ミント。君はよく頑張った!

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