紐を付ける子犬のしつけ
わ~い。わ~い。あれは何?ここはどこ?
えい!こっちに行ってイタズラしちゃえー。
家の中で自由もいいけど捕まえようとすると逃げたり、甘噛みされたり、隠れられたり大変。
それを防ぐためには紐を付けることがとても有効なんだ
紐を付ける子犬のしつけ
紐の必要性
今までクレートやサークル、留守番、トイレなど様々な事について書いてきましたが、みなさんはそこまでどうやって連れて行きますか?
首輪を持って連れて行ったり、抱っこして連れて行ったり、おやつで釣ったりと様々なやり方で誘導したと思いますが、私がいつも言っていることは一つ
”室内でも紐を付ける”です。
家の中で紐を付ける?
って言われても邪魔になるし、煩わしい…などと言われるかもしれませんが、ずっと付けているわけではありません。
紐を付けるメリット
家の中では首輪だけであとはフリーという事が多いかと思います。
そんな時に捕まえたり、サークルやクレートに入れたり、イタズラや問題行動(吠えたなど)を制止したりする時…みなさんはどうやって対応しますか?
捕まえようとして逃げられたり、手に甘噛みされたりする事によって”変な癖”が付きます。
変な癖とは捕まえようとして人の手の距離を保たれて甘噛みしてきたり、何か咥えてイタズラ、食べようとして捕まえて取り上げようとすればどこかへ隠れたり、何回も名前を呼んだりおいでを連呼したりすることによって無視も覚えます。
初めは対処できていたとしても犬は学習するため捕まらないように人の手をかいくぐるようになります。
おまけに甘噛み付きの手は血まみれになることもしばし。
↑駄目な連れて行き方
首輪を持ってクレートやサークル、連れて行きたい場所へ誘導するとこれまた首輪を持たれるのが嫌になり、首回りを嫌うようにもなります。
これを全て無くすのはたった一つもことをすればいいわけです。
それが”紐を付ける”なのです。
紐がついていて犬を捕まえたければ紐を持って引き寄せればよいだけです。
これをすることによって人の手の長さの距離を保たれる心配もありません。
引き寄せておやつを与えれば呼び込みの練習にもなり、紐の付け替えの練習にもなります。
おまけに“人の手”と“犬の口”は近い距離になりませんので甘噛みが無くなります(厳密にいえば甘噛みできない環境)
誤飲やイタズラ、吠え、ベットや隙間に隠れたりしてもすぐに対応可能です。
紐を持って引き寄せて出させたり、注意(叱る)もその場ですぐに対応できます。
もし、紐が無い状態だとすぐ飲み込まれたり、逃げたり、手を噛んだりして変な癖が付いて次は更にグレードアップした問題につながります。
紐が付いていない例え
紐が付いていない状態では屋上から1階に居る人に大声で悪口を言っている(物を投げている)ような状態です。
これだけ聞くと”はっ??”
と思うかもしれませんが、1階に居る人は屋上の人にやり返すことはできません。
だって届かないからです。
届かないから屋上の人はやり返されないと分かってるので大声で悪口(物を投げている)を言うわけです。
そして捕まえようとして屋上へ走って行っても着いた頃にはもう逃げて居ません。
もしくは反撃の準備をしてます。
飼い主と紐が付いていない犬で例えると
飼い主(1階の人)は犬(屋上の人)に届かないから犬(屋上の人)は逃げ回ったり、誤飲したり、吠えたりその他問題行動を起こすわけです。
飼い主と紐がついている状態で例えると
道路から1階の人に大声で悪口を言っている(物を投げている)ような状態です。
この状態ならどうですか?
1階に居る人は道路の人にやり返すことができます。
だってすぐに届くからです。
届くなら1階ベランダの人はやり返されると分かっているので大声で悪口(物を投げている)をやめる、又はしないになるわけです。
そして捕まえようとすればすぐに捕まえれます。
しかも、反撃の準備もする隙がありません。
これを紐が付いている犬で例えると飼い主(1階の人)は犬(道路)に届くので逃げ回ったり、誤飲したり、吠えたりその他問題行動を注意されて問題行動が未然に防げるわけです。
移動は紐を必ず持って歩く
冒頭にも書いた通り、クレートやサークル、留守番、トイレなどへ連れて行くときは必ず”紐を付けて入れる”です。
首輪を掴んだり、抱っこ、体を掴むなどで捕まえて連れて行っても綱引き状態になるので
嫌な事される=首輪を掴んだり、抱っこ、体を掴むになります。
そうなると当然ながら”嫌=その場所”になるので自発的には行くことはあまりありません。
そしてさっきも言ったように人の手を嫌がったり、遊び(甘噛み)になったりしてこれを繰り返すと連れて行かれることを察知して連れて行く前から嫌がったり、距離を保たれたり、隠れられたりするようになります。
そこでキッチリ紐を付けて連れて行くことによりこれをすべてクリアできます。
やり方はごくごく簡単でクレートからサークルへ移動する場合。
クレートで紐を付けてサークルへ連れて行き、サークルに入ったら「ハウス」と号令をかけて紐を外して終わりです。
入る前に座らせてから「ハウス」の方が良いですが、これは要領を掴んでからで大丈夫です。
これを実行するだけで寄り道もせずスムーズに行えます。
紐が無くて誘導のみでしてしまうと寄り道や違う場所へ行った時、失敗に対応できません。
失敗してまた捕まえようとして逃げることも覚えます。
紐を持っていればと寄り道や違う場所へ行こうとしても引き止められるので失敗しようがありません。
仮にもし、寄り道や違う場所へ行ったとしてもすぐに紐を持ては対応可能です。
子犬のしつけはトイレのしつけと同じで失敗させないのが一番いい方法です。
叱っても理解力が未発達ないので”叱られてる”というより”こわい”が先にきます。
紐がついていることにより失敗がないので叱る行為も当たり前ですが発生しなくなります。
失敗しない環境をうまく整えるのが”紐を付ける”なのです。
紐付きルーティーン
初めて生徒犬として来た子に私はいつも紐を付けてまずは“クレート”を覚えてもらいます。
そしてクレートからトイレ(外かトレー)に連れて行くときは必ず紐を付けてそこまで誘導します。
これを毎日毎回繰り返せば次第に犬が勝手を覚えて自分で行くようになります。
先ほども言った通りクレートやサークルへ入る前に座らせるアクションを行えば目的地に入る前にワンクッション置くようになったり、ぐいぐい引っ張って行ったりすることの制御にもなります。
毎日毎回行えば大体2週間で覚えるようになり、紐は外すことはしませんが紐を持たないようになります。
紐を持っていなくても寄り道やイケナイ事をした場合の対応としてに紐は付けてありますので即座に対応できます。
ここで要領を犬が覚えたからと言って紐を外していきなりフリーにすると初めはうまくやりますが、次第に知恵がついて逃げたりします。
これは初めの方はうまくいってもふとした時に犬が失敗しても紐が付いていないので飼い主の対応が遅れたり、出来ず終いになってしまうからです。
そうすると犬も「あっズルできんじゃねっ」と悪知恵もつきます。
平均的でいうと紐を付けるは2週間、紐を付けて紐を持たない2週間、紐を外す1ヶ月後…ぐらいが目安です。
柴犬などや頑固やこだわりが強い子は2ヶ月ほど時間を要したのを覚えております。
逆にプードルやダックスなど2週間ほどで覚えた記憶もあります。
犬により差はあるようです。
噛み犬
噛み犬には必須
噛み犬などによくやるのは常に紐を付けるなのです。
当たり前ですが、手を噛むので首輪や体などを触ろうとするとそうなります。
しかし、紐が付いていれば紐を持ってクレートから出したり、犬が地面の匂いを嗅いでる時やよそ見している時に紐を持ってそのまま歩いて行けば威圧するような態度をとらなければ噛まれないわけです。
これは少しコツがいりますが、“手を経由”していないので噛む行為が少なくなり連れて行くだけでよいので、初めにクレートやサークルへの出し入れが行いえます。
そして時間をかけてクレートやサークルへの出し入れが習慣になれば次は体を触ったり、首輪を触ったりその他たくさんの訓練をします。
首輪や紐の付け外しが出来るようになるとサークルやクレート内では紐を外して外に連れて行く時は紐を付ける…などと少しずつランクアップしていきます。
これを踏まえると初めに“紐を付けることがいかに重要”かが分かるかと思います。
紐を噛んだり千切ったりすると紐がなくなり先ほどの事が全部できなくなりまた首輪に紐を付ける所から始めなくてはなりません。
そうなるととても厄介なので、噛んで千切ったりしそうなら初めは上の写真プードルについている“ステンレスの鎖”や“ワイヤー”で紐となるものを作って噛まれても千切れないものにします。
初めは長いものから徐々に慣れてくれば短くしていくのも効果的です。
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